代表ブログ
2024.10.04
長期インターンのススメ
こんにちは。宮崎です。
先日の日経新聞で以下のような記事がありました。
大学生、あえて「休学」 起業やインターンで経験値高める
起業や長期インターンシップなどに取り組むため、「戦略的」に休学する大学生が増えている。文部科学省によると、2023年までの15年で全国の休学者数は1.6倍に増加。学生の身分を担保しながら大胆な挑戦に集中したい学生が目立つ。学生の意欲を評価し休学を後押しする大学や支援団体も出てきた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD0892G0Y4A800C2000000/
個人的にはとても良い流れだと思っています。
というのも、私も大学3年生を終えてから1年間休学しベンチャー起業でインターンをしていた経験があります。
就活真っ最中に休学してフルタイムインターン
代々木の設立3年目くらいの社員・アルバイトで10人ほどのWebサービスを運営している会社でした。インターンの募集要項は「社長と一緒に新規事業であるクラウドファンディングサイトを立ち上げる」というもの。
(報酬条件は無給でした。笑)
私と同じタイミングで採用されたインターン生は私ともう一人の大学生でしたが、後にインターン生だけで4~5名になりました。
肝心の新規事業でしたが、働きはじめてすぐ、リリースまでは程遠い段階で早々に凍結となりました。
ではその後は何をしていたのかというと、既存事業であるWebサービスの運営メンバーとして営業や事務作業など一通りの仕事をすることになりました。新規事業ではなかったですが、既存事業を横展開していくチームにも在籍しました。
そんなこんなで当初10数名だった会社も、在籍していた1年間で30名ほどになりました。当時のITベンチャーのスピード感を片隅で感じる経験でした。
大学を休学していたので月~金の朝9時~18時ずっとオフィスにいました。いや、正確には8時~24時(終電)を週7日続けて働いていました。
今なら色々と問題があるのですが、当時は大学生の自分にこんなに仕事を任せてくれるのかと嬉しく、また自分の仕事が進むに連れより大きな仕事となって返ってくる高揚感がたまらず本当に充実した時間を過ごしていました。
無給インターン生から時給、月給へ
募集時はインターンは無給だったのですが、次第に時給になり最終的には月給18万円になりました。労働時間を考えるとおかしい点もありますが「時給ではなくより長いスパンでの報酬形態」になったことが嬉しかったことを覚えています。
もちろん時給で長く働いている分より多くお金をもらえていたかも知れません。ですが、それは成果は関係なく「その場にいることに対してもらえるお金」でしかありません。
一方、月給やそれ以上の期間での報酬形態は「生み出した成果(正確には顧客に提供した価値)に応じてもらえるお金」という側面が強くなっていきます。するとコントロールできる時間軸が大きく変わります。
これまで目の前の作業をこなすしかなかった人も、最初の数日はインプットに充て残りの営業日はより生産性を高める。といった動き方もOKになります。
同年代の多くが時給でお金を稼いでいる中、月給でお金を稼ぐ経験ができたのはとても良い経験でした。
仕事観はファーストキャリアで決まる
人の仕事の価値観はファーストキャリアによって形作られると考えています。
多くの人にとっては新卒で入る会社になると思いますが、その会社の価値観、カルチャーがその人のその後の「働く」という価値観を大きく決定づけます。
目標達成のために本気になる会社と、そうでない会社
普遍的なスキルを身につけられる会社と、その会社でしか通用しないスキルばかり求められる会社
顧客のことを第一に考える会社と、自社内の都合だけで考える会社
これらの価値観は一度身につくとなかなか変わることはありません。私のファーストキャリアは間違いなく休学インターンをしていたこの会社だったと思いますし、当時の働き方が今の私の仕事観の礎となっています。
休学しなくても長期インターンはおすすめです。
冒頭の記事に戻ります。
「インターン」というと1日~5日ほどのプログラムをイメージする人もいるかも知れませんが、あれはただの会社見学もしくは職業体験です。
少なくとも記事に登場する長期インターンに取り組んでいる学生は、お客様として迎えられているはずもなく一日も早く戦力として会社・顧客へ貢献する意識で働いていると思います。
人生の中で仕事は無視できないほど多くの時間を費やす活動です。
これから就職を控える方には、仕事を通してより充実した人生を送れるように正しい仕事観を身に着けてほしいと願っています。
そして「休学」はなかなか難しいかも知れませんが、せめて数日間の職業体験ではなく方との意味で仕事をすることができる「インターンシップ」に参加する方が増えるといいと思っています。
あ、ちなみに労務の観点から当社のインターンシップは時給制です。
ご応募お待ちしております。
(後日談)
インターンをしていた会社ですが、30名まで増えた後に事業が思うように伸びなくなりまた10名を切るくらいまで減ってしまいました。後に社長の次のチャレンジのため私が復学した後しばらくして事業を売却したとのことです。